明日を生きる糧

神谷浩史さん日記

アニメ『暗界神使』第21話 感想&解説 (原作読破済)

今回で員丘山での事件は取り敢えず解決という事になります。第2章残すところあと1話となってしまいました。

ところで、配信サイトのあらすじ今回も若干間違ってる(>_<)あらすじ読んだら逆に???ってならないですかね...

細部までしっかり観ていないとやっぱりちゃんと理解するのが難しい作品なのかもしれない(;-ω-)ウーン...

 

~第21話「虚ろの囚人」あらすじ~ 

⚠︎ネタバレ注意⚠︎

駆けつけた“シロキジ”がゲンメイの自分の命を引き換えにした行動を阻止し、代わりに瘴気の処理をした。そして村から消えたキョウコウ一行を探している村民たちもこの場所にたどり着き、これまで隠されてきた村に纏わる謎の真相が判明する。数年前にロシア人が古墓にある宝物を盗むため、この山を爆発させ、この爆発で土砂崩れが起こり、「赤泉村」が埋まってしまった。村民たちは森に逃げ出したが、毒の気体(瘴気)を吸い込んでしまい死に瀕した際、謎の男が現れ、洞窟にある怪物の血を飲めば助かると村民たちを誘導した。村民たちはこの謎の男の指示で洞窟に行き、棺桶を外に運んで、怪物(不死民)の血をこれまで飲んできたのだった。ゲンメイの説明によると、村人らの魂は陣に吸い込まれ、陣にある魂を吸収する装置を壊さない限り、村民たちは一生この村から出られなくなったらしい。屍魔を討ったトウテツが村に合流し、村民たちがおかしくなった原因は妖魔よるものではなく、隕石の放射線に影響されて幻覚が生じたためだということにして村人に説明し、妖魔の存在を否定した。瘴気の処理が終わり自分の意識が戻ると、シロキジは救援隊を呼び村人の救助を開始した。実は村民たちの魂を引き留めていた装置は既にトウテツが屍魔と戦った際に破壊されていたため、村民たちは村外に出ることができるようになり、ヘリに乗って病院に運ばれた。

引用:暗界神使 第21話 | dアニメストア

あらすじのチョイ間違ってる所↑

村民達の魂を引き留めていた装置はトウテツが屍魔と戦った時に破壊された、となっていますがアニメをちゃんと観ていた方はわかると思いますが、村民達の魂は陣に吸い込まれていたのではなく「鎮魂石」によって引き抜かれ法術によって「黒剣」に束縛されていました。

コウくんが以前地下室から脱出する際に老人がベッドの上からコウくんに突き刺した「黒剣」です。その時コウくんが「凶獣の力」でへし折っていた為、既に魂を束縛していた法術は解かれていた訳です。

 

⚠︎ネタバレ注意⚠︎

原作63章~66章

「赤泉村」村民達の謎が明らかになったので、原作をもう一度読み直して今回の事件解説をまとめました。

 

元々「赤泉村」は員丘山の人里離れた場所にあり村民達は平穏に暮らしていたが、数年前黒マントの男がロシア人を連れて山にやって来た。

このロシア人達は黒マントの男に騙され遺跡の宝を手にしようと山を爆破し大きな穴を開け山崩れを起こした。

この山崩れで「赤泉村」は埋もれてしまったが山の異変にいち早く気付いたお陰で村民達は森へ逃げ生き残る事が出来たが、森には瘴気が漏れていた。

この瘴気はロシア人の爆破により「七星束魂陣」の一部が破壊された為で、ロシア人自身も漏れ出した瘴気で絶命し口封じされる。

瘴気の漂う森に逃げ込んだ村民達の前にタイミング良く黒マントの男が現れ、黒い液体(「不死民」の血)を定期的に飲めば助かると言われ「七星束魂陣」に封印されている怪物と化した「不死民」を外へ運び出す様に仕向けられる。

その際に渡された「黒剣」こそが村民達の魂を束縛していた「媒質」だったが、「不死民」の血を取り出すのに必要な剣だった為大事に保管されていた。

村民達が森から出られないのは黒マントの男が「鎮魂石」を使って魂を引き抜き「黒剣」を「媒質」として術を施したからだった。

ゲンメイは村民達のこれらの行いを早くから察知していたが森から出られない以上「不死民」の血を飲んで生き延びるしかない為、村民達を不憫に思い止める事が出来ずにいた。

しかしトウテツが「黒剣」を「媒質」と見抜き見つけ出した事によってコウくんが既に術を解いていた事が判明(第16話でコウくんが「凶獣の力」で折った剣)

術を解かれた村民達の魂は太陽の光を浴びると自然に元に戻って行くので村民達は無事に救助され助かった。

シュウブンカイの魂も無事に取り戻し、森に溢れ出た瘴気も“シロキジ”によって一掃され命を助けられたゲンメイは争いの元となる事を避ける為に身を隠す事となった。

 

 

今回の件で黒マントの男は凶悪な怪物と化した「不死民」達を自分の手を煩わせる事無く外へ運び出す事に成功し、更に「七星束魂陣」の崩壊を招き「屍魔」を覚醒させ多くの死者から魂を「鎮魂石」に取り込むという緻密な計画を立てていたと思われますが...勿論これだけで終わる筈がありません。

 

 

ゲンメイがコウくんに伝えた言葉

「天命に逆らうのは激流に逆らい船を漕ぐ様な艱難辛苦を伴う」

 

第12話で「祝融」がコウくんの行く末を案じた言葉

「あやつの人生、様々な困難が付き纏うだろう...彼女(コウくんの師匠)があの時あやつを救ったのは果たして良かったのか、悪かったのか...」

 

この先のコウくんの人生にどんだけ困難が待ち構えているのかが分かりますよね...

 

ところでコウくんの師匠が誰だか分かりましたか?私は確か原作のここら辺でピンと来て、もしかして...?!ってなってました。

 

今回の事件も村民達に説明するトウテツの嘘が凄くもっともらしくて笑ってしまうけど、本当に頭が切れる人なんですよね(*´艸`)

 

 

次回で終わってしまうのが寂しいですね...正直これからが面白いんですけどーーーー!!

原作通りだと最終回そこで終わる?!?!ってなるから覚悟しておいて下さい...

続編希望を伝えましょうーー!