アニメ『暗界神使』第20話 感想&解説 (原作読破済)
今回配信サイトに記載されているあらすじ、ちょっと間違ってる所ありますね(^_^;)
アニメ「暗界神使」EP20:災いの臨界点
— 暗界神使 (@ajss_BNESH) 2022年2月4日
本日12:00に各動画配信サービスで本編更新!
CV:
キョウコウ——神谷浩史
トウテツ——福山潤
シロキジ——皆川純子
ゲンメイ——中村悠一
シュウブントウ——立花慎之介
セイウ——釘宮理恵#暗界神使 #AgentsInOtherworld pic.twitter.com/QRCrWiWbs8
アニメ「暗界神使」キャラ設定&名詞解説⑲
— 暗界神使 (@ajss_BNESH) 2022年2月6日
今回はアニメ第20話に登場する名詞をイラスト付きで解説します!
→【三魂七魄(さんこんしちはく)】
→【祝融(シュクユウ)の力】#暗界神使 #AgentsInOtherworld pic.twitter.com/B5H9W83VLm
アニメ「暗界神使」スクリーンショット⑲
— 暗界神使 (@ajss_BNESH) 2022年2月9日
EP20#暗界神使 #AgentsInOtherworld pic.twitter.com/sXkxpLsKre
~第20話「災いの臨界点」あらすじ~
⚠︎ネタバレ注意⚠︎
「祝融の力」によって洞窟にいた怪物たちは全て燃えてしまう。モクケンウンたちは巨大な衝撃を受け卒倒する。力を爆発し、意識を失う寸前のキョウコウは赤色の光が自分の体に入っていくのを感じる。意識を回復した後、キョウコウは危機一髪のタイミングでトウテツがキョウコウ一行を洞窟から外に運んでくれたことを知る。ここで封印の陣がなくなったため、地面が揺れて凶悪な屍魔が蘇る。トウテツが「祝融の力」で集めたシュウブンカイの魂の欠片をキョウコウに渡し、ゲンメイには人々を安全なところに連れて行くように頼む。安全な場所に人々を避難させた後、“シロキジ”がトウテツの前に現れる。実はこの“シロキジ”は調べたいことがありシロキジを操っているキョウコウの師匠であった。”シロキジ”によると、何者かがわざと洞窟内の宝物、特に「鎮魂石」を餌として宝を狙うロシア人をこの村に引き寄せて、不死民が作った陣を破壊したらしい。そして「鎮魂石」の力を強化するため、人間を攻撃する怪物を利用してたくさんの魂を収集した。そこで屍魔が現れ、今まさにトウテツが迎え撃とうとしている。“シロキジ”は屍魔の撃退はトウテツ一人で十分だと思い、洞窟を後にした。一方ゲンメイはキョウコウに自分が最後の1人の不死民であることを説明し、自分の血を使って大怪我を負って死に瀕するシュウブンカイを救うため、命を捧げて残った瘴気を一人で吸収しようとする。
あらすじのチョイおかしい所⬆
コウくん達を洞窟から外に運んでくれたのはトウテツではなくゲンメイですし、不死民であるゲンメイが自分の血を使って救ったのはシュウブンカイではなくシュウブントウです。これ後のストーリーに関わって来るので間違えないで欲しい...
⚠︎ネタバレ注意⚠︎
原作61章~63章
暴走したコウくんの放った「祝融の力」でシュウブンカイの魂は無事に集める事が出来ましたが、トウテツが予想出来なかった程の凄まじい力でした。その為「七星束魂陣」は完全に崩壊し怪物と化した不死民達は全滅、封印されていた屍魔が目覚めてしまいましたが妖力を解放したトウテツによって難なく倒されました。
「祝融の力」を使った後、コウくんの「追跡刻印」から赤い光が体内に入り込み、少年コウくんらしき人物がその光を手にしていましたが...
「七星束魂陣がとんでもない物まで巻き込んでいた上に、祝融の力で呼ばれるとは...」とトウテツが言っていた事からトウテツはそれが何であるか知っていますが、予想はしていなかったんですね。
「祝融の力」1/10000がここまで破壊力のある力なら「宝琰閣」には行かせなかったと言うトウテツですが、シュウブンカイの魂を集めるために必要だった「祝融の力」を借りる為にコウくんを行かせたのには理由がありました。
コウくんの身に付けている「雷冥石」が師匠である彼女が大事にしていた首飾りだと最初に気付いた事でトウテツはコウくんと彼女が師弟関係である事を悟り、彼女の昔馴染みである「宝琰閣」の店主「祝融」なら弟子であるコウくんに力を貸してくれるだろうと踏んだ訳です。
そんな彼女がまさかシロキジに憑依して現れるとは...トウテツも騙される所でした。
シロキジの言っていた「あの方」とは師匠の事であり頼まれた事とは、この事件が起きている員丘山に「あの方」を呼ぶ事だったのではないかと思います。
シロキジにほんの少し精神力を忍ばせているだけ...とは言っても祝融の強力な炎からブントウ達を守れるだけの力を持つ師匠は相当な大物妖怪である事が分かります。
トウテツによると今まで雲隠れしていたのに突如現れたと言っていましたが、“シロキジ”は「身分から自由になる事で真相に近付くチャンスが増える」とトウテツと同じ様に何やら探っている様ですが、それと同時にコウくんを密かに見守る目的もあるのだと思います。
師匠は5年前にコウくんの前から姿を消したきり行方が分からくなっていましたが、10年前コウくんの身に起きた出来事を知っておりコウくんに渡した「雷冥石」は魔を祓い魂を鎮め、更に人の命盤を隠し冥界の追跡からも逃れる事が出来るとされるものでした。この「雷冥石」のお陰で10年間冥界に見つからなかった訳ですが壊れてしまいましたからね...
トウテツの昔馴染みでもある師匠の正体はもしかしたら次回、分かる人には分かるかもしれません。
今回の事件について“シロキジ”の話まとめ
- 駒として利用された外国人達が何らかの手段を使って「七星束魂陣」の一部を破壊し「不死民」の遺体に邪霊を注ぎ込み魔の化け物に変化させたがトウテツが以前補強の為に施した「拘邪陣」のお陰ですぐには出てこなかった
- 遺体に邪霊を注ぎ込むなど「鎮魂石」の力が無ければ到底出来る事ではない為、恐らく「鎮魂石」を持つ何者かが「七星束魂陣」を弱体化させる為に墓泥棒を持ち掛け外国人達と侵入し爆破させ、この異変の手はずを整えた
- 利用された外国人達は爆破によって漏れた瘴気で絶命しシナリオ通り口封じにも成功した
- 「シャドーゲーム」が幕開けだったのではなく、背後にいる黒幕は遥か以前から暗躍しており、その全ては突如現れた「鎮魂石」に繋がる
- 「上古の戦い」の後、人間達は魂を操り輪廻を逆転させる「鎮魂石」の魔力で蚩尤の魂(三魂七魄)をバラバラにし輪廻転生を封じ、その後「鎮魂石」は消えたはずであった
- 「鎮魂石」の魔力の源には魂が使われており言うなれば無数の魂の集合体である為、蓄えられた死者の魂が多いほど力が強くなるがその事に気付いている者は少ない
- 黒幕は「鎮魂石」にエネルギーを供給する為「シャドーゲーム」や今回の事件も単なる個別事案の様にカモフラージュし三界に気付かれぬ様、緻密な計画を立て裏で仕掛けている
- 「シャドーゲーム」が単なる実験的なものなら今回の封印の件は更に多数の死者を狙ったものと予想出来る
- 今回の件は始まりの一つに過ぎず、種はとうに撒かれており、芽吹くのを待っているのではないか...
- そこまで周到に「鎮魂石」に魔力を蓄え強化しようとしている黒幕の目的は一体何なのか?
ちなみに「三魂七魄」とは...
中国の道教による霊の概念で三魂七魄の数があるとされている様です。
三魂とは「胎光、爽霊、幽精」
七魄とは「尸狗、伏矢、雀陰、呑賊、非毒、除穢、臭肺」
蚩尤はこれら10個を人間によって「鎮魂石」の魔力でバラバラにされてしまい輪廻転生出来なくなってしまったという事です。
「蚩尤」とは...
「上古の戦い」における妖怪のボス。妖族の王としてかつて四凶獣(トウテツ、キュウキ、トウコツ、コントン)を率いており、向かう所敵無しだった。「上古の戦い」に敗れた後、首を刎ねられて不周山に埋められた。
一方コウくん達はゲンメイの助けで外に脱出する事が出来ましたがブントウの負った傷は深く体内の瘴気は取り除く事が出来ない為、以前のシュウブンカイは助けられたがブントウは既に手遅れだとゲンメイに言われると、コウくんは強い自責の念に駆られます。
そしてブントウを助けたいと必死にすがるコウくんの姿は、100年前ゲンメイの元に突然現れた少年トウテツの姿と重なりました。
ここでゲンメイは自分の母親は「冬の女神」父親は上古における不死民一族の族長「夏淵(かえん)」であり最後の不死民の末裔である事を明かし、自分と「無色属性」の血液があれば助けられるかもしれないと、二人の血液を与えブントウは一命を取り留めました。
コウくんが「無色属性」の人間だと知った時ゲンメイは「どうりであいつが気に入っている訳だ...」と呟いていたのはトウテツの企みを知っているからなんですよねきっと...
今回の件で不死民達はゲンメイ以外全滅してしまったけれど結果としてはコウくんが彼らを救った事になるのではないでしょうか...
ゲンメイも自分の犯した過ちを償おうと、自らの命を犠牲にして拡散する全ての瘴気を封印しようとしていますが...
次回、「赤泉村」住民達の謎が遂に明らかになります!もうあと2話で終わってしまいますね(/_<。)……